特別催事



徳川家光公より拝領したと伝わる肩衝茶入です。肩衝茶入とは、上方部分(肩)が横に張り出した茶入のことです。
戦国時代より桃山時代にかけては一国一城にも変わる大役を果たすようになり、武将らはこれを権威の象徴とし、小壷狩りと称してこれを集める傍ら、家臣に対してこれを褒賞として与えたりしたのである。江戸時代には、幕府は将軍家への忠誠を約する証明の品となし、大名と柳営の間を往復させたのである。(『原色 茶道大辞典』 淡交社発行より)


寺伝によると、井伊直政公が徳川家康公より拝領した茶碗です。
何らかの不具合で割れた茶碗を朱の漆で修復されています。
徳川家の葵の紋が手書きで描かれており江戸時代初期の時代が偲ばれます。
家康公の遺品として大切の保管されていたものです。


永禄3年(1560)、23代・井伊直親、龍潭寺参詣の折、一国一城を持てる器の男の子が授かるよう観音へ立願。
夫婦そろって南渓和尚の御祈祷を受けられる。同年5月御懐胎、翌年2月9日、直政公誕生され、幼名虎松と付けられた。〔井伊家伝記〕

24代・井伊直政公の御念持仏として龍潭寺に伝えられる観音菩薩。
戦国時代、直政公は15歳で徳川家康公に仕え、42歳で亡くなるまで、数々の合戦に従軍しました。
特に、関が原の合戦には、徳川四天王の先鋒として活躍。「井伊の赤備」と言われ恐れられました。
その直政公の身を案じ、龍潭寺第二世・南渓和尚がお祀りした仏様です。
「直政公寄贈 獅子の古香炉」「信長公遺品天目茶碗」 他
※ 展示品は 変更される場合があります
紅葉の時期に合わせて国指定名勝記念物の庭園を夜間特別公開いたします。
ほのかに浮かびあがる幽玄の世界をご堪能ください。
【開催日・時間】 | 【夜間特別料金】 |
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大人 600円 小・中学生 300円 |
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